学校に行きたくない | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
学校に行きたくない
人間は1人では生きていけません。どこかで誰かの世話になりながら生きていきます。生まれたばかりの頃は母親に身の回りのことをしてもらい、まずは自分の家庭の中で生きていきます。
その後、徐々に家の外の世界にでるようになり、家の中だけではない、社会における自分作りをしていきます。まず体験する小さな社会が小学校や中学校となります。そこで他の人との付き合い方や、小さな社会における自分の立ち位置を自覚して、自分作りをしていきます。
そのような時に、うまく他の人と付き合えなかったり、大人からの適切なサポートが得られなかったり、どうしても環境が合わなかったりしたときに、「行きたくない」という気持ちが出ることがあります。
親しい友達や支えてくれる家族に相談することで、また「行ってみよう」かなと思えることもあると思います。そんな試行錯誤を繰り返しながら、ふと気がついたら卒業しているような人が大半かもしれません。
その一方で、「行きたくない」という気持ちが強く続く方も一定数いますし、そのように思ってもおかしくない環境にいる方もいると思います。
ただ学校に行きたいと思っているけど行けない、実は行けない理由にこころの病気が影響していることもあります。受診することで、何らかの今後生きていく上でのヒントを得られるかもしれません。